俊輔 古巣への想い ジュビロ vs マリノス

 

 

ミスターマリノス中村俊輔

ジュビロ磐田に電撃移籍したのは昨年。

 

因縁の対決といわれた

ジュビロとマリノスがいよいよ4月8日に激突した。

 

マリノスサポーターからは

チームから決別した中村俊輔に対し

ブーイングが浴びせられたのだが、

 

中村俊輔とて好きで移籍を決断したわけじゃない。

彼だって出来ることならマリノスでキャリアを終えたかったはず。

 

 

そういった気持ちがインタビューには

にじみ出ていた。

 

元チームメイトたちには

中村俊輔の気持ちはよくわかっていると思う。

 

だからこそ新キャプテン斎藤学

試合終了後に俊輔とユニフォーム交換を願い出たのだろう。

 

 

 

 

中村俊輔はなぜ移籍を決断しなければならなかったのか?

 

 

きっかけは、マリノスの経営にイギリスの

シティ・フットボール・グループ(CFG)が参加したことによる。

 

 

シティ・フットボール・グループ (City Football Group)は、

マンチェスター・シティFC、ニューヨーク・シティFC、メルボルン・シティFC

の3クラブを傘下に持つ世界的なサッカー事業グループだ。

 

2008年、アブダビ・ユナイテッド・グループの子会社として設立された。

 

2014年7月に日産自動車とグローバルパートナーシップを締結し、

横浜F・マリノスの少数株主になった。

 

 

元々、横浜マリノスは経営状態が悪く、

2012年から始まったクラブライセンス制度によって

本来ならJFLに降格しなければならないほどだった。

 

 

そこで助けを求めた先がシティ・フットボール・グループ。

 

 

シティ・グループが主導して

2010年に中村俊輔をスペインから呼び戻した下條GMの契約を

突然解除したところから横浜の“俊輔斬り”がはじまった。

中村俊輔ほか、ベテラン勢にゆかりのあった裏方スタッフの解雇も続いた。

 

 

本来ならシティのルートで大型補強や大物監督招請などが期待されたが、

フランスリーグでほとんど実績のないモンバエルツ監督が15年に就任。

 

 

2季連続の無冠に終わり、

 

「モンバエルツ監督との契約延長はない」

 

と聞かされていた選手たちは、

 

同監督の続投が正式に決まり

「監督だけ年俸が上がるなんて」と不満を募らせた。

 

 

また、DF中沢ら元日本代表勢に50%近い年俸ダウンを提示。

 

[写真]=wikipedia

 

 

 

ピッチの内外で進められる

世代交代やチーム改革に不信感を募らせた中村俊輔は、

年が明けてすぐに「サッカーだけに集中したい」と

移籍を決意した。

 

 

とはいえ、シティ・グループが一方的に悪いのかというと

そうじゃないだろう。

 

 

親会社の日産もマリノスの赤字に手を焼いていたし、

あのまま抜本的な経営改善をしなければ

横浜マリノスは潰れていたはず。

 

 

世界的ビッグクラブに生まれ変わるためには

絞るべきところは徹底的に絞る必要がある。

 

 

そういった変革期にはどの組織も大きな痛みを伴う。

 

 

俊輔の気持ちもわからなくもないが、

チームが生まれ変わり、成長するためには

しかたのない判断だったのかもしれない。

 

 

そういった経緯があるだけに

マリノスサポーターが中村俊輔にブーイングを浴びせたのは

残念でならない。

 

彼だって改革の犠牲者の1人なんだから。

 

 

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