鹿島アントラーズFW安部裕葵がバルサに移籍すると
盛んに話題になっていたが、ついに正式発表になった。
移籍金は約200万ユーロ(約2億5000万円)とされ、これが報道通りなら設定の満額を上回る金額らしい。
年俸は当面25万ユーロ(約3125万円)。
原則2年間は2部B(3部相当)のチームでプレーするそう。
現地の一部報道では3年契約とも報じられていて、バルセロナのトップチームが行う今月の日本ツアーに帯同するという報道も。
当初は安部裕葵本人もまさか自分がバルサからオファーを受けるなんてと驚いたそう。
バルサ側も久保建英の例にもある通り、18歳未満の外国人選手に制限がかけられているため、18歳以上の即戦力を補強する方針に方向転換しているらしい。
そこで安部裕葵に白羽の矢が立ったということらしい。
しかも安部裕葵は鹿島ではサイドハーフをプレーしてきたが、バルサはそれ以外のポジションも視野に入れているとも。
バルサはサイドバックがすごく高い位置を取ることもあり、サイドバック転向の可能性もあるらしい。
安部裕葵は元日本代表MF本田圭祐がプロデュースするジュニアユースチーム「S.T.FOOTBALL CLUB」出身の初のプロ選手だ。
とにかくプロになりたかったから少しでもプロの目に留まりたかった。
安部が高校3年生になる2016年度インターハイは広島開催だったため、出場枠が1枠増えるからという理由で広島の瀬戸内高に単身で進学を決めて、その総体で鹿島のスカウトに見出されて鹿島に入団したらしい。
そんなハングリーな安部裕葵だから、バルサでもガツガツしたプレーを期待したい。
瀬戸内高校とは
安部裕葵の卒業した瀬戸内高校は部員116名(2019年度)、平成22~25年に高校総体4連覇し、平成28年にベスト8、平成30年には3位という強豪校。
冬の選手権では出場経験がなかったが、ようやく2018年、5連覇中の広島皆実高を延長の末、2-1で下し7回目のチャレンジで初出場し、ベスト4まで勝ち進んだ。