香川真司が所属するボルシア・ドルトムントは、
ブンデスリーガでの指導経験を持つスイス人指揮官
ニースを率いるルシアン・ファブレ監督の招へいが
現実味を帯びてきている。
(フェブレ監督という表記をするケースもあるが、ここではファブレ監督)
2年前にユルゲン・クロップ監督(リヴァプール)が
ドルトムントの監督退任が決定した際に、
ファブレ監督は次期候補として名前が挙がっていたこともある。
ファブレ監督は、過去にヘルタ・ベルリンや
ボルシア・メーヘングランドバッハで指揮を執った
経験もあり、ドイツサッカーには詳しい。
ファブレ監督が今シーズンから率いるニースは
元イタリア代表のFWマリオ・バロテッリを擁し
現在リーグアンで3位。
トゥヘル監督は
ドルトムントCEOのハンス=ヨアヒム・ヴァツケと
折り合いが悪く、関係修復が不可能であるため、
解任の可能性が高い。
トゥヘル監督下では昨季チームは2位。
今季はUEFAチャンピオンズリーグ8強進出に加え、
リーグ戦は現在3位、DFBポカールも決勝進出を決めている。
実績はあるにもかかわらず、
組織と上手くいかないがために解任とは
世の中は理不尽なものだ。
ドルトムント上層部は
経験、パーソナリティー、ノウハウ、リーダーシップの
すべてを持ち備えるファブレ監督を
”指揮官の理想像に近い”と高く評価しているらしい。
レヴァークーゼンもファブレ監督獲得に動いていたが
最近招へいを断念したとの情報もある。
また、ファブレ監督が現在率いるニースには
岡崎慎二が所属し昨年奇跡の優勝を遂げた際に
レスター・シティの監督を努めていたラニエリ氏が
監督後任に興味を示しているとも。
とはいえ、ファブレ監督には
先月のチャンピオンズリーグ準々決勝で
ドルトムント対戦したモナコ後任監督の噂もある。
トゥヘル監督が解任されファブレ監督就任となれば
ビッグマッチで先発起用が少ない香川真司の
契約延長問題にも大きな影響を与えそうだ。